何を伝え、何を伝えないのか 情報が行動を決める

情報を渡すという行為は、相手の行動を規定することと同じである

情報は価値である、それは間違いない。

しかし、多くの情報を持つ者が勝利する時代はすでに終わっているのではないだろうか。

 

すでに情報の獲得に精を出すという時代ではなく、おそらく大半の人が望めば全ての情報を得る事ができる。

そんな時代において、「情報をとにかく全て渡す」という姿勢は前時代的であるように思う。

つまり、私が言いたいのは、

なるべく多くの情報を渡したいからという理由で情報の精査や選別をせずに横流しするという行為は極めて不親切ではないだろうかということである。

 

ある情報を渡すことによって行動を変えることができる、これが情報を渡すことの価値である。

つまり、渡す情報によってその先の行動を規定することができるということだ。

 

右を向いてほしければ、右を向いた方が良い理由を述べた情報を渡せば良い。

右にも良い事がある、左にも良い事があるという双方の情報を渡しながら、右を向けという指示を与える為には、さらに多くの情報を渡さねばならない。

 

恐らくマネジメントに当たっている方は多くの情報を得た上で、総合的に判断をして右を向けという指示を出したはずである。

そうであれば、右を向いてほしいという判断をした理由を補完する情報を渡せば良い。

 

もちろん、自分に不利な情報を隠すべきと言っているわけではない。

右を向けという指示に至った理由において不利な要素もあったうえでこう考えたと述べれば良いのである。

 

ただただ情報を加工せずに渡すという行為は、情報の解釈とそれによる判断を相手に委ねる行為であって、マネジメントの場面においては間違った方法であるといえるだろう。

コメントを残す