メルカリを使ってみた。実に操作が簡単で、とても使いやすかった。
簡単便利という言葉がある。「使い方も簡単で便利」などとキャチフレーズ的に使われることが多いが、この時の「便利」という言葉にしっかり意味を持たせているか。
多くの機能があり、あらゆる問題に対する解決手段になるツールというのは便利だが、このツールは簡単便利ではない可能性がある。
逆に、簡単でボタン一つだけ押せばOKというツールは簡単で、恐らくそのツールには一つの機能しか持たせていないし期待していないから、その機能に対しては簡単便利である。
便利とは
つまり、そのツールやサービスに何を期待しているかによって「便利」の意味は異なる。
多くの機能や役割を持たせた便利なツールは、あらゆることができるから「凄い!」と思われやすいし、作った方の思い入れも強いから「良いモノである」と思い込みやすい。
ただ、往々にしてこういう作り込んだ便利なツールがあまり使われずに本来の機能を発揮出来ていないということがあるように思う。
このときに、あの機能が足りないからとか、もっと便利になどと思い始めるとそのツールやサービスは失敗に近づいているのかもしれない。
人はやっぱり、簡単なものを使いたい
高機能なものを使いたい場合もあるが、よっぽどその機能が特別でそれがなくてはならないほどであるか、使用者がマニア的にその機能を求めている時くらいではないだろうか。
私もやっぱり、便利なモノもいいが、便利なモノが簡単ならもっと良い。
「ちょっと機能は落ちるが簡単」であれば簡単な方を選ぶ。
仕事で使うツールや資料も同じではないだろうか。
いろいろ考えて、一生懸命考えた資料は確かに素晴らしいものだが、果たして使い方は簡単だろうか。簡単でなくては結局多くの人が使うようにはならない。
「このツールを使うのは簡単か」
という視点を常にもつことが肝要である。
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